昼下がりのワイキキ。 昨日アップした夕方の景色とは全く異なる姿を見せる。 海はどこまでも青く、日差しは冬でも明るくまぶしい。 自然や命のエネルギーを感じさせてくれる。
一般にワイキキビーチと呼ばれることが多いが、カラカウア・アベニューから直接海が見られるこのビーチは、クヒオ・ビーチと名づけられている。 モアナサーフライダーホテルを超えて、ちょうど交番があるあたりだ。
この明るく健康的な雰囲気が、夕方になると甘く切ない雰囲気に一変するのだ。 子供の時間から大人の時間へと変化するそのさまは、筆舌に尽くし難い。 その場にいられる幸せに感謝するのみだ。
このような環境に生まれ育ったハワイの人々があのように甘く、優しく、メローな性格になるのは当然だ。 ハワイアンのブラ達と待ち合わせしたり、一緒に行動すると、あくせくしてしまう自分のペースが恥ずかしくなる。
日本の分刻みのビジネスの世界に身をおいていれば自然とペースが速くなってしまうのは致し方ない。 しかし、僕も彼らと20年近く付き合ってきて、すっかり彼らのペースに合うようになってしまった。
日本であくせく動いているのは相変わらずで、いつもハワイに旅立つ前日まで仕事、当日の午前中まで仕事をしてから直接成田に向かった事さえ何度かある。 仕事中に来ていたスーツをそのままハワイまで持って行ってしまった事も一度あった。
それでも、ハワイへの空の旅の間に僕はすっかり変身してしまう。 ホノルル空港に降り立つ時には、すでにハワイアンスタイルのメローなペースに切り替え済みだ。 ブラが空港まで迎えに来てくれるまで、30分でも1時間でも全く焦る事無く待っている。
その間に空港に降り立つツーリストやそこで働くローカルのウォッチングをしているだけで十分楽しめる。 「うわーこいつでかいなぁ!」とか、「おっ、ちょっといい女だなぁ」とか・・・ ハワイの甘い香りのする極上の風に肌をなでてもらっているだけで十分幸せを感じて焦ることなど何もない。
今回のトリップでできなかったことはまた次の機会にすればいいだけ。 焦っても人間の一生は、プラスとマイナスを差し引きすればそんなに大差ないのかもしれない。
日本の流行や、ニュースで次々繰り返し流される暗い報道に振り回されることなく、自分の大切なものをしかっりと見極めて、流されること無く自分らしく生きたいと思う。 Take it easy, braddah! Relax, friends!
流されないためには、自分にとって何が大切なのか、自分はどこに向かいたいのかそれを知り、それを貫く強さが必要なのもまた事実だと思うが。
そんなに大げさに考えなくても、ハワイに行ったら、短い日程の中でどこまでブランドの掘り出し物を買い込み、どれほどガイドブックに載っているレストランやショップに行かれるか限界にチャレンジするような旅はあまりにもったいない。
Relaxしよう。 そして、ハワイの優しい風と海の色を見るだけでじわっと湧き上がる幸福感に静かに浸ってほしい。 そして、できるならばハワイの文化に触れてアロハスピリットを心に刻んでほしい。 あなたがもっと優しくなれるように。
そして僕もさらにハワイアンスタイルの優しい強い男を目標に精進するのみ。 あなたと共に人と自然を愛したい。
A hui hou.
最近のコメント