Wow! カウアイでグレッグたちと花火の片付けをしていたとき、オアフ島の北海岸ハレイワからすごいニュースが伝わってきた。 写真はホノルルアドバタイザーという新聞の一面だが、そこに移ったサメが確認できるだろうか? しかもその横をダイバーが泳ぎ、撮影をしているのだ! クレイジー!!
ハワイにサメがいるのは、周知の事実だ。 少し前にカウアイの少女がサーフィン中にサメに襲われ片腕を食いちぎられるという事件がおきた。 その時は少女の父親も一緒で、彼が冷静にリーシュコード(サーフボードに取り付ける流れ止めのコード)を少女の腕に巻き止血をしたことが良かったと聞いている。
この写真で撮影されたサメは人を襲う事無く、事件は発生しなかったが、その巨大さと間近で檻も無い状況で撮影されたことが話題をよんだ。 その大きさはダイバーと比較すれば一目瞭然だ。 6メートルほどもあるホオジロザメのようだ。
ハワイでは波静かな海水浴に適した場所も多く、設備の整った種々の観光施設につい気を許しがちになるが、ここは太平洋ど真ん中の島々であることを忘れてはならない。 ハワイは世界中で大陸から最も離れた孤立した島々なのだ。
そこには、イルカやクジラ、海亀のような海の動物達だけではなく、サメのような危険な動物も当然生息している。 多くのサーファーで賑わうダイヤモンドヘッド沖にもハンマーヘッドシャークが生息している。 ホオジロザメもハンマーヘッドも凶暴な性格だ。
ことさらに危険を強調するつもりはないが、都会で生活していると、人間が自然をコントロールしたり、その影響を受けない外側にいるかのように勘違いをしてしまう。 天災なども含め、人は自然のなかで生かされている小さな存在にすぎないことを改めて認識したい。
サーフィンも最近大変な人気スポーツになり、多くの初心者を海で見かける季節になってきたが、相手は自然だ。 ディズニーランドとは訳が違う。 いつ危険な目にあうか分からないのだ。 危険を知り、自然のペースにこちらが合わせる事が大切だ。
自然をリスペクトし、守ろう。 ハワイも本来ハワイの固有種であった動植物以外に多くの外来種が入り込み、その姿を変えていっている。 カウアイの西にあるニイハウ島をご存知だろうか? この島は先住民であるハワイアンのみが昔ながらのスタイルで生活をしている。 そこには電気もテレビも無いと聞く。 その島はロビンソン家の個人所有で、一般の立ち入りは厳しく制限されている。
ロビンソン氏はハワイ本来の姿を守ること、ハワイ固有種の植物の保護にも力を注がれていると聞く。 ハワイを象徴するかのようなヤシの木も他のポリネシアの島々から持ち込まれた樹木でハワイの固有の樹木ではない。 タロイモやバナナも他の島から持ち込まれたものだ。
ハワイは多くのものを僕に与えてくれた。 それはアメリカ合衆国の一部であることで渡航が容易で多くの設備が整っていることは重要な事実だが、そこには島本来の自然やスピリット、カフナが存在する。 ハワイに訪れたら、買い物だけに没頭するのではなく、島の聖なるスピリットに触れ、リスペクトできたら素晴らしいと思うがいかがだろうか?
A hui hou.
最近のコメント