ハワイ、ミレラニの住宅街の様子が少し分かっていただけるだろうか? 奥の住宅にはクリスマスのイルミネーションがまだ輝いている。 まだまだ、大晦日のショータイムは始まったばかりだが、道路にはすでにこれだけのゴミが落ちている。 路上の赤いものは全て爆竹のカスだ。 ショーが進むと爆竹の煙でマスクは手放せなくなるし、写真も鮮明に写らなくなる。
中央で青いTシャツを着てかがんでいるのがランスだ。 何をしているかわかるだろうか? 丸い筒は全て花火を打ち上げるための発射台のようなものだ。
そう。 爆竹から花火にショーのメニューを広げていったのだ。 奥左側のトレーラーに爆竹や花火を満載して一年待ちに待ったエネルギーを爆発させているかのようだ。
写真奥、ランスを手伝っているのはグレッグの弟だ。 グレッグの弟は双子で、正直この写真ではどちらの方か僕には分からない。 ゴードン、バーネンごめん!
右側に写っているのはジョン。 暗くて分からないかもしれない。 その近くに建設重機があるのが分かるだろうか? これで爆竹を持ち上げているのだ。 普通の常識を超えるところまでトコトンやるのがランスだ。 素人が住宅街で、しかも自腹でここまでやるだろうか? 目立つ事と一番が大好きなランスらしい。
年に1回のイベントだから、最近会っていなかった友達も集まる。 彼女ができていたり、子供ができていたりとさながら小さな同窓会の様相を呈する。 僕も多くの連中を知っているので、とても楽しいひと時を毎年過してきた。
見る側ではなくて、見せる側にいるのがまたなんとも言えない優越感を感じながらの最高のひと時だ。 その分、爆竹の煙と汗にまみれて爆竹をセッティングし、終了後も道路一体に広がったゴミの清掃を皆で一気に行う。 かなりの重労働だ。
かなりへとへとになるが、それを仲間皆でやることでまた一つ連帯感が生まれる。 こういうひと時を20年近く積み重ねて、僕は彼らのブラになっていったのだ。
そのブラを守り、恩返ししたくなるのは当然なのだ。 僕の人生の宝物なのだから。
A hui hou.
最近のコメント