Kahala Mandarin Oriental Hotel。 ここはあのソニーオープンの会場としても有名なゴルフコースがある超高級ホテル。 Greggの口利きで1泊だけする機会を得た。 波穏やかなプライベートビーチのハンモックでまどろむ。 吹き抜ける風はどこまでも爽やか。 一生この時間が続いて欲しい・・・
Roydenの両親はともにKauai島出身だった。 父方のおじいちゃんおばあちゃんは今は二人で暮らし、母方のおばあちゃんはカウアイの老人ホームに入っていた。 Roydenの従兄弟もカウアイに居た。
カウアイ島にプライベートビーチも持っているという。 いつか二人でカウアイに行こうといつもRoydenは誘ってくれていたが、いざとなると面倒くさくてなかなか実現しないのもある意味ハワイらしい。
しかし、ついにそのときが訪れた。 ワイキキの旅行会社でチケットを買い、サーフボードをパックし、二人でカウアイに渡った。
空港でレンタカーを借り、島をドライブしながらサーフスポットを目指した。 カウアイはハワイ諸島の中で最も西に位置している。 ニイハウ島がさらに西に位置する唯一の島だが、ここは個人所有されている島で一般の受け入れを拒否している。
先住ハワイアンの人々が昔ながらの生活スタイルを今でも維持し、彼らと所有者以外は入れないのだ。
ハワイ諸島は火山活動によって西から順にできたといわれており、したがってカウアイはハワイの中で最も古い(ニイハウを除き)島ということになる。 そのため未だに火山活動が続くハワイ島の黒い砂と異なり、白砂の美しいビーチが広がり伝説も多い。
人口は4万人程度と少なく、(オアフ島は100万人位の人口があるのだ!)島を巡る道も片側一車線、川にかかる橋は一車線分の幅しかなく、お互いに譲り合って渡るようなのんびりした島だった。
しかし、以前Greggが波乗りをしにカウアイに行ったときは、地元のハワイアンからよそ者は来るなというような事を言われたことがあると言っていた。 のんびりしているがその分地元の仲間意識が強く、よそ者に排他的なのだ。
しかし、Roydenは人の心を捕まえる天才だった。 ビーチでこちらから声をかけ、自分自身と僕を紹介し、従兄弟や祖父母がカウアイに居ることを説明し、さりげなく受け入れさせてしまうのだ。
彼のおかげで問題なく僕らは波にありつくことができた。 ローカルは二人しか入っていなかった。 空港からそこにたどり着くまでの道は、とても新鮮なものだった。
カウアイはガーデンアイランド(庭園の島)と呼ばれている。 毎日スコールがあるほど雨が多く、ワイアレアレ山の山頂はアメリカ国内で最も雨量が多く年間12,000ミリを超える。 一方で、そこから30キロ程度のケカハは年間500ミリ程度の雨しか降らない。
島全体は豊富な雨が山を下り小さな清らかな川がたくさんある。 そのため緑も大変豊かな島である。 ドライブ中には小さな美しい川を数多く越えた。 前方に緑豊かな山が迫り、その中腹あたりから大きな滝となって水があふれ、原始ポリネシアンの世界を彷彿とさせるたたずまいだった。
昔、映画「ゴジラ」で見たようなそんな景色。 そういえばこの島で「ジュラシック・パーク」も撮影されている。
手付かずの自然が圧倒的な迫力で迫ってくる島だ。 どっぷり自然に浸りたいなら僕はなんと言ってもカウアイを推薦したい。 ただ、買い物やナイトライフを期待する人には全く向かない。
数箇所でリゾートが開発されており、素晴らしいの一言につきる。 僕もいつか大切なパートナーができたら共に滞在したいリゾートだ。
続く
A hui hou.
とても多忙な中、どうしてこんなに素敵で優しく臨場感のある文章が書けるのでしょう!
ずっと、ここのハワイに来たくって、今日やっと仕事の合間を縫って、まとめ読み。
ウルウルしたり、気持ちよかったり・・・ハワイの風を感じています。
ありがとうございます!
ハワイでは、親を子どもたちが助けるのが当たり前なのですね!そして家族だけでなく親戚や仲間も。耳が痛い!でも素敵な事。私もそんな家庭を作っていきたい。そのために私が出来る事は・・・考える機会をありがとうございました。
ハワイって本当に素敵なところですね!
PS
MLでメールをありがとうございました。
お返事できず、ごめんなさい。
Louieさんからのメールは、本当にいつもうれしく、また励みや私のPowerの元になっています!!感謝感謝!!です。
投稿情報: 山下寿美 | 2005年11 月 9日 (水) 12:14