夏のワイキキ。 南国の日差しはどこまでも暑く、肌を焼く。 ワイキキの水は日差しに暖められぬるま湯のようだ。 ワイキキは立ち並ぶ高層ホテル群に風がさえぎられ、サーフィンに適した穏やかか海面になることが多い。 実際、グレッグも生涯最高のチューブライディングはワイキキだったと言っている。 便利でかつ安心して海を楽しむならワイキキは最高のビーチだが、ここの砂浜は人工的に作られたものなのだ。
ハワイは、当然ながらもともとハワイアンの島である。 彼らの文化や生活習慣が現在の移民を中心としたハワイの住民に色濃く影響している。
アロハはもともとハワイアンが持っていたものだ。
ハワイアンはポリネシアンの一民族であり、ポリネシアンそのものは、東南アジアにルーツを持つと言われている。
彼らは紀元前1300年頃東南アジアからサモアやトンガに移動し、ポリネシア文化が生まれた。 さらに紀元後300年からさらに移動を開始し、ハワイには紀元500年頃やってきたといわれている。
驚くべきは、月や星、風を見て方向を読み、小さなカヌー(アウトリガー)で大海原を航海してきたのだ。 その先にハワイが存在することを知っていたとは考えにくいのだが・・・
ハワイは世界でもっとも大陸から孤立した島々なのだ。 その技術と勇気はまったく信じられないものだ。 あなたにその真似ができるだろうか? 僕はまったく自信が無い。
1788年に西欧人として初めてキャプテン・クックがハワイ(カウアイ島)に訪れるまで、そこには先住民族であるハワイアンだけが生活していた。
当時のハワイアンはいくつかの部族に分かれ、アリイと呼ばれる首長階層、呪術師と職人の層、平民層、奴隷からなる血統による階層社会をなしていた。
彼らは、金属を持たず、石の道具を使っていた。 ヤムイモやバナナを育て、主食としていた。
また、人骨から作った釣り針を利用してタイ、マグロ、イカ、カジキなどを釣って食べていたようだ。 また犬、鶏、豚などを食用として飼っていた。
衣服は樹皮をたたいてなめしたものを使っていた。
その後、白人がハワイに怒涛のごとくやってくるようになる。 彼らの生活はいやおう無しに変化していく。
続く
A hui hou.
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