Hawaii Kaiへの入り口。 Kalanianaole Hwy. (72号線)をここで左折するとHawaii Kaiの住宅地へと入っていく。 右側は自家用ボートやジェットスキーの発着場になっている。 皆自宅のガレージからトレーラーで牽引して、ここから海へと出て行く。 僕もここから船に乗り誰も居ない沖のサーフ・スポットで仲間だけしかいない、最高のひと時を過したことがある。 それもRoydenが居ればこそ実現できた夢のような時間だった・・・
RoydenがSunny side upでいいか?と聞いてきた。 アメリカでは普通の目玉焼きをこう言う。 Over easyやOver midiumと言うのは、目玉焼きの両面を焼き、その火の通りが弱く黄身が生に近いか、そこそこ火を通した半熟かでその名称が変ってくる。
僕はそれでいいと返事をすると間もなくそれと自分の分のライスを盛り付けたプレートを持って、Roydenがテーブルにやってきた。
「箸? フォーク?」「水は?」座る間もなく再びRoydenは僕に矢継ぎ早に質問をし、僕には何もさせてくれない。 フォークを持ってきた後は、僕のグラスに水を注ぎ二人で食事を始めた。
"Mm... yummy! (んー美味い!)""Good? (美味いか?""Oh, yeah.(ああ、もちろん)"ちょっと照れくさく目があわせずらそうにしながら、二人でばくばくメシを食った。
日系人の家庭では、正月になると「煮しめ」を作ってたべる事が一般的だ。 主食は米で僕ら日本人の口にも合う。 ハワイの和食は大まかに2種類あり、一つはほとんど日本と変らない和食店。 こういう店は主に日本人観光客を対象にした高価な店が多い。
しかし、ワイキキの動物園の近くから山に向かって伸びるKapahulu Ave.沿いには日本人の経営によるかなり美味しく安めの和食店が多い。 僕の一押しは、Mr. Ojisanだ。 日本と変らない味わいの食事が楽しめる。 日本と違うのは、その量と、定食にはお決まりの抹茶アイスクリームが着いてくる事(バニラもあったと思う。)と15%程度のチップを支払うことだ。
もう一つは、和食は和食でもLocal Japanese。 主に地元の人を対象にした、ハワイ風にアレンジされた和食店だ。 正直、正統派の和食に比べると繊細さには欠けるが、量も多く、若く食欲が旺盛な人には合うかもしれない。
Kapahuluのもっと海近く、道路右側にはIrifuneという店がある。 ここは完全にLocal Japaneseだが、僕はここのGarlic Ahi(にんにくマグロ炒め)とFried Mushroom(マッシュルーム炒め)がお気に入りだ。
いずれワイキキ周辺のお勧めレストラン特集をするつもりなので期待していただきたい。
食事をしていると次第に僕の緊張が解け、ハワイでRoydenの家に居ることの実感がわいてきた。 彼と知り合えた幸運に飛び上がりたいほどの気分だった。
食事が終わると、急激に睡魔が襲ってきた。 それを察したRoydenは彼の部屋で仮眠を取ることを勧めてきた。 彼に従って、僕に使えという奥の彼の部屋に行くと、僕の荷物がいつの間にか全て運びこまれ、ベッドや枕には洗濯したてのシーツがつけられていた。 そして扇風機をセットし、その使い方を丁寧に教えてくれた。
パジャマはサイズが合わないだろうと申し訳なさそうに言ったが、自分のTシャツと短パンで寝るから心配ないと言うと安心したようだった。
僕は彼の言葉に甘えてしばらく昼寝をすることにした。 窓の外には南国の太陽が燦々と輝いていたが、風はさわやかだったし、鳥のさえずりさえ聞こえていた。 この上もなく平和でおだやかな昼下がりだった・・・。
続く
A hui hou.
ハワイの食文化を知る事ができました。
目玉焼きひとつ、国で焼き方違うんですねぇ。
こうなると…他の国がどうなのかも、気になってしまいます(笑)
投稿情報: miu miu | 2005年12 月17日 (土) 00:01