夕暮れのサンディービーチ。 どこまでもメロー。 溶けてしまいそう・・・ そんな気持ちに最近なったのはいつだろう? 肩の力を抜いて、Relax and easy, bra!
ひとしきりRoydenやその家族との団欒を楽しむと僕は一気に打ち解け、ハワイの本当の地元のOhana(家族)の中に居ることをひしひしと感じていた。
自分はなんてラッキーなんだろう。 あの日サンディービーチに行かなければ・・・ Roydenに出会わなければ・・・ Royden達を信じて金を渡さなければ・・・ 多くの出来事全てがそろって初めて彼や彼の家族に受け入れてもらえたのだ。
翌日、起きるともう9時を回っていた。 しまった寝すぎた! 今までハワイに来ると、朝早く起き、波乗りやショッピングや観光など毎日体力の限りを尽くして遊んでいた。
こんな素晴らしい場所に1週間程度の限られた時間しかいられないのだから、寝ていては時間がもったいないというのが僕の感覚だった。
リビングに出て行くと、家族は全員仕事に出た後だった。 Roydenが一人でクルーズ(のんびり)している。 僕の姿を見ると、"Good morning! やっと起きてきたな。 よく寝られた? 腹減ったか? 朝飯作るからテレビでも見てくつろいでてくれ。 コーヒーは?"早速怒涛のサービス開始である。
コーヒー好きの僕は大きめのマグカップにたっぷりとコナコーヒーを注いでもらい、口をつけた。
ハワイのコーヒー独特の甘い香りが鼻をくすぐる。 味わいもまた独特だ。 ハワイの甘さが口の中にも充満してくる。 この日から、僕のハワイの朝は、コナコーヒーの香りと味わいからスタートするようになった。
Roydenと二人で朝食を済ませると、早速サンディービーチに波乗りに行くことになった。 Roydenが誰かに電話している。 彼の友人が僕らを迎えに来てくれるという。
それから1時間ほど後、日本車のステーションワゴンに乗った日系人の友達がやってきた。 満面の笑みをたたえながら、"Hi, Louie. My name is Gregg."と言って挨拶してきた。 これが僕とGreggの初対面だった。 1988年、17年前だ。
一時あまり会えなかった時期があるが、今ではJonnyとならぶ一番のbraがグレッグだ。
彼の第一印象はどこまでも優しいナイスガイ! 笑顔がたまらなく優しいのだ。 Roydenに負けず劣らず人に何かをしてあげることをいとわない奴だった。
彼はRoydenに頼まれて僕らを迎えに来たのだ。 三人でボードを積み込むと、海に直接向かわず、ショッピングセンターに向かった。
Roydenがタバコが欲しいと言っているようだった。 Greggはタバコを買いRoydenに渡すと、やっと車は海に向けて走り出した。 もう11時を過ぎていた。 このゆったりとした時間の使い方がLocal流なのだ。
日本から来た旅行者がこのペースに慣れるまではしばらく戸惑った。 「郷に入っては郷に従え」と僕もあわてることを一切あきらめて、彼らのペースに合わせるしか方法はなかった。
続く
A hui hou.
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