去年の1月にJonnyが結婚したが、その翌日に僕らは奥さんサイド主催のJon Daminosでのランチに招待された。 このレストランはワイキキから行くとアラモアナの一番端にあるKewalo Basin(ケワロ湾)を超えた岬の先端にある有名店だ。 夜にはワイキキの夜景がロマンティックな店で味も悪くない。 結婚式でベストマンを勤めたグレッグは主賓の一人だった。 結婚式当日は、僕はJonnyサイドの友人として、ハワイの人たちの中に数少ない日本人として混じっていた。 翌日は日本人として日本人サイドの中にいた。 何かちょっぴり得した気分だった。 僕の隣で食事をほおばるグレッグを見ると口の周りにつけて子供のようだった。
Jonnyの結婚式のストーリーなどはまたの機会に譲り、グレッグのことをもう少し話したい。 彼は、本当に体力があり、長時間動き続けても疲れを知らない。
でも、ちょっと子供のようで、かわいいところが彼の魅力でもある。 甘いものが大好きで、食事の後のアイスクリームは必需品だ。
夜遊んだ後にラーメン屋に行くとよくカツカレーを注文するが、カツの衣ははがして食べる。 脂肪を取りたくないからだそうだが、「それなら普通のカレーを注文すればいいのに」と突っ込まれて何も言い返せないでいた。
ちなみにハワイのラーメン屋さんはラーメン、チャーハン、餃子、カツカレーがあるのが定番だ。 なぜかハワイのカツカレーはチキンカツが主流だ。 キムチもほとんどの店にある。
話好きで一度話し出すと止まらない。 移動の途中に知り合いに会ってしまうと時間が読めなくなってしまう。
僕が出会った頃のグレッグは“うぶ”で、男ばかりの兄弟に囲まれて育ったせいか、女の子と話すのが苦手だった。 照れて笑ってばかりだった。
その後数年経つといつの間にか女の子と堂々と話すようになっていたが、僕の中では今でも“うぶ”な奴だ。 未だに、彼と二人になると20歳の頃と同じように女の子の話で盛り上がってしまう。
Roydenにある意味利用されていたようなところがあったが、自分でそれを了解していた。 本当に人のいい奴だった。 あるとき、「あまりに人が良すぎると利用されてしまうから、ほどほどにしようと決めた」と言っていたが、アロハのある素晴らしい奴であることに変りは無い。
以前、グレッグがある日本人の女性と付き合っていた時、その子の案内で彼は北海道を旅したことがある。 その時北海道から僕の携帯に電話が入り、うにやいくらは好きかと聞いてくる。
自分で食べたうにやいくらの美味さに感激して、僕に買ってくるというのだ。 その後東京で会うことになっていた。
その電話の数日後、僕は彼と彼の彼女、その友達の3人と六本木で会った。 その時グレッグは、いくらのビン詰めの入った袋をずっと握り締めていた。
食事をする店の席に案内されてからその袋を僕への土産だと言って渡してくれた。
彼女が言うには、その日は朝から一日中東京のあちこちを観光してあるいたのだが、彼女が「いくらは駅のロッカーに預けて身軽になって遊んだら」と言っても、「ルイに渡す土産だから持っている」と言って、一日中それを握り締めたまま歩きまわっていたと言うのだ。
なんて言う奴だ・・・ 僕らはそんなことするだろうか? 彼はどこまでも純粋で友達想いなのだ。 こんなブラを持った僕は世界一の幸せな男に違いない。
A hui hou.
龍さんの為に大切にお土産を持ち歩いてたその気持ちが嬉しいですね。何だか想像するととっても素敵な可愛い人ですね。
投稿情報: waka | 2005年11 月26日 (土) 15:44