To my bother, Jonny.
僕の一番の親友のJonny。 ブラ、君と出会ってから18年、幾度も共にいい波を分かち合い、夕日を見、美味いものを食い最高の時間をシェアしてきた。 君のalohaのおかげで僕の人生は優しさに満ちた幸せなものになった。
君に出会わせてくれた神に感謝するのみ・・・ 君は僕の宝だ。 君が窮地に陥ったら僕はどんなことでもする。 どんなことをしても君が与えてくれたaloha以上のものは返しきれない。 これからもずっといい波に乗り続けよう、ブラ。
写真は小さくてわかりづらいが、一番左の白いタンクトップを着てバスタオルを腰に巻いているのが、Jonny。 もう一人のJonny Boyとは別の仲間。 僕らがまだ20歳そこそこのガキの頃にこのサンディースで出会った。
その年、僕は大学の卒業旅行で日本人の友人とハワイに来ていた。 ハワイは3回目だったと記憶している。 サーフィンの雑誌で見たサンディー・ビーチに憧れていた僕は、友人四人とレンタカーを借りサンディー・ビーチに波乗りに行った。
友人達はサーファーでは無かったので、ビーチで日光浴をすることになった。 周りに他には日本人がまったくおらず正直不安はあったが、多少腕っ節に自信があった僕は、その不安を振り切って沖へと一人パドルアウトしていった。
沖のピークには、如何にも地元のハワイアンが陣取りとても近づけない。 ショルダーでおこぼれの波を狙うことにした。
初めてのサンディー・ビーチでの波乗り。 少し緊張した。 タイミングをあわせてショア・ブレイクを超え、パドルしてゆく。 海の色が信じられないくらい美しい。 パドルだけで、満足してしまいそう。
沖にセットが入ると、厚いうねりがピークでいきなり掘れてくる。 その波をローカル達は絶妙のタイミングで捕らえ、深いボトムターンから、一気にトップに駆け上がり、派手なスプレーを飛ばしている。
残念ながら僕にはその波にありつくチャンスは無かった・・・ それでも時々僕の近くで割れる小さめの波もあり、何とか乗ることができた。
水はどこまでも透明で乗っている波の形が分からなくなってしまう。 水の表面がどこだか分からなくなってしまうのだ。
まるで、空中を浮遊しているかのような不思議な感覚。 本当に気持ちがいい。 ストレスが全て洗い流されてしまう。 日本でそんな経験をしたことは無かった。
沖をみれば永遠に続くブルーの海。 岸を見れば、緑美しい山を背景に、サンディー・ビーチの白砂が目にまぶしい。 ゆれるのやしの木が心を癒してくれる。
二時間ほど乗って、暗くなる前に宿泊先のワイキキに戻る事にした。 岸まで戻り、車に向かって砂浜を歩いていると、一人のハワイアンが「ヘイ、いい板だなぁ。 ちょっと見せてくれよ。」って話かけてきた。 「俺? あー、いいよ。」生まれて初めて憧れのハワイアンに話かけられ、少し怖いような、嬉しいような感覚だった。
ブルーハワイの新品の板を見ながら、そのハワイアンが仲間に「ヘイブラ、こいつ英語喋れるぞ!」と声をかけるとどんどん僕らの周りにローカルが集まり始めた。 みんなガタイがでかく、日焼けしてたくましい。
いくら僕が極真カラテをやっていたといってもこのガタイの奴らにこれだけ集まられちゃうとさすがに緊張した。
でも、よく見れば彼らは皆人懐っこい満面の笑顔。 車のキャリアにいつのまにか板を乗せたかと思うと、「ブララ」という名前の2メートルを超える身長のハワイアンが板が飛ばないようにキャリアの紐をひたすら結び付けてくれている。
「こんなでかい奴がなにしてんの!?」
やっぱり何かして喜ばせたくなるのがハワイアン。 見た目の怖さやガタイの大きさは全然関係無いんだ。
Jonny達との出会いはこんな感じだった。 僕がちょっとした勇気で心を開いたことがきっかけだった。 これから、18年間こんな経験を共にすることになるとはこの時は思ってもいなかった。
続きはまた明日・・・
Stay aloha!
綺麗な写真と文章でまるで自分もそこにいるかのような錯覚に陥ってしまいます。自分がこんな素敵な場所にまだ行ったことがないだなんて・・・( > o < )これからも楽しみにしています。
投稿情報: akiko | 2005年10 月18日 (火) 07:52
時間や時代の流れで、心は変化すると思いますが、18年前も現在もサンディースには変わらないものがあったんですね…「PUREな心」読んでるだけで少し仲間入りした気分です(笑)
投稿情報: miu miu | 2005年11 月18日 (金) 17:51