PURE ALOHA ピュア・アロハ

Hawaii 2005/2006 ～⑦

昼下がりのワイキキ。　昨日アップした夕方の景色とは全く異なる姿を見せる。　海はどこまでも青く、日差しは冬でも明るくまぶしい。　自然や命のエネルギーを感じさせてくれる。

一般にワイキキビーチと呼ばれることが多いが、カラカウア・アベニューから直接海が見られるこのビーチは、クヒオ・ビーチと名づけられている。　モアナサーフライダーホテルを超えて、ちょうど交番があるあたりだ。

この明るく健康的な雰囲気が、夕方になると甘く切ない雰囲気に一変するのだ。　子供の時間から大人の時間へと変化するそのさまは、筆舌に尽くし難い。　その場にいられる幸せに感謝するのみだ。

このような環境に生まれ育ったハワイの人々があのように甘く、優しく、メローな性格になるのは当然だ。　ハワイアンのブラ達と待ち合わせしたり、一緒に行動すると、あくせくしてしまう自分のペースが恥ずかしくなる。

日本の分刻みのビジネスの世界に身をおいていれば自然とペースが速くなってしまうのは致し方ない。　しかし、僕も彼らと20年近く付き合ってきて、すっかり彼らのペースに合うようになってしまった。

日本であくせく動いているのは相変わらずで、いつもハワイに旅立つ前日まで仕事、当日の午前中まで仕事をしてから直接成田に向かった事さえ何度かある。　仕事中に来ていたスーツをそのままハワイまで持って行ってしまった事も一度あった。

それでも、ハワイへの空の旅の間に僕はすっかり変身してしまう。　ホノルル空港に降り立つ時には、すでにハワイアンスタイルのメローなペースに切り替え済みだ。　ブラが空港まで迎えに来てくれるまで、30分でも1時間でも全く焦る事無く待っている。

その間に空港に降り立つツーリストやそこで働くローカルのウォッチングをしているだけで十分楽しめる。　「うわーこいつでかいなぁ！」とか、「おっ、ちょっといい女だなぁ」とか・・・　ハワイの甘い香りのする極上の風に肌をなでてもらっているだけで十分幸せを感じて焦ることなど何もない。

今回のトリップでできなかったことはまた次の機会にすればいいだけ。　焦っても人間の一生は、プラスとマイナスを差し引きすればそんなに大差ないのかもしれない。

日本の流行や、ニュースで次々繰り返し流される暗い報道に振り回されることなく、自分の大切なものをしかっりと見極めて、流されること無く自分らしく生きたいと思う。　Take it easy, braddah!  Relax, friends!

流されないためには、自分にとって何が大切なのか、自分はどこに向かいたいのかそれを知り、それを貫く強さが必要なのもまた事実だと思うが。

そんなに大げさに考えなくても、ハワイに行ったら、短い日程の中でどこまでブランドの掘り出し物を買い込み、どれほどガイドブックに載っているレストランやショップに行かれるか限界にチャレンジするような旅はあまりにもったいない。

Relaxしよう。　そして、ハワイの優しい風と海の色を見るだけでじわっと湧き上がる幸福感に静かに浸ってほしい。　そして、できるならばハワイの文化に触れてアロハスピリットを心に刻んでほしい。　あなたがもっと優しくなれるように。

そして僕もさらにハワイアンスタイルの優しい強い男を目標に精進するのみ。　あなたと共に人と自然を愛したい。

A hui hou.

ハワイアン サンセット

hawaii_aug.02 050.mpgをダウンロード ワイキキの夕景。　左のダウンロードをクリックしていただければ、まだ昼の名残を残した東の空から、すでに夜が忍び寄る西の空までが一度に存在していることが分かっていただけると思う。　この甘さが僕らを魅了してやまない。

ワイキキの夕景は以前にも一度紹介したことがあるが、今度は動画もアップロードしてみたので、一時ワイキキの夕方に浸ってみて欲しい。

この景色はいつも僕がステイするワイキキのあるホテルの最上階のオーシャンフロントの部屋で撮った。　そう、僕のブラのJonnyがスーパーバイザーを務めているホテルだ。

この部屋からはワイキキの海を180度のパノラマで臨むことができる。　昼には昼の、夕方には夕方の素晴らしい景色がある。　どちらも心の芯をくすぐるものだ。　理屈ではなく、人間の動物的本能を揺さぶってくる。

ホテルの前には、小さな芝生のステージがあって、毎晩無料のフラダンスショーが開かれる。　確かホノルル市がスポンサーになっているはずだ。　ずいぶん前はワイキキ東側にある動物園近くでコダック社がスポンサーのフラダンスショーがあったが、今はこちらに変った。

そのステージの道路側には大きな木があって、夕方になると鳥達がやってくる。　ねぐらに帰ってくるのだろう。　鳥の数が多いので、そのさえずりはカラカウア・アベニューを行きかう車のエンジン音に負けないほどだ。

ハワイと言え、美しい夕焼けが毎日見られるとは限らない。　あまりに雨や曇りの日はもちろんだが、あまりに快晴で雲が無いと、あまり美しくない。　（個人の感覚にもよるが。）

写真を撮った日は、かなり雲が多かった。　しかし、逆に雲に夕日が当たり素晴らしい美しさだった。　ハワイに行ったら是非毎日夕焼けをチェックしてみて欲しい。

毎日の違いにきっと驚くことだろう。

A hui hou.

Waikiki Beach ～①

Killer Sunset at Waikiki・・・　ワイキキの海に夕日が沈んでゆく。　甘美な南国の空気が世界を包み込む。　その偉大な自然を創造した神々に思いをはせる・・・　この世界を与えてくれた神々に感謝するのみ。　Aloha....

ワイキキは世界有数のリゾート。　その喧騒が嫌いと言う人も多いかもしれない。　何を隠そう私がその一人なのだ。　ハワイはあくまでも静かで、平和で自然があふれていないと・・・

しかし、そのサンセットには抗し難い魅力があることを認めざるをえない。　どこまでも甘くどこまでもロマンティック。　大切な人とこのひと時をシェアできれば、もはや言葉などいらない。

“aloha spirit”が自分の心を支配する。　どこまでも優しい気持ちにさせてしまう魔力を持っているのだ。

特に夕日が美しい日は、皆海岸で足をとめ、空が青から燃えるようなオレンジへと変り、水平線に太陽が完全に姿を隠し、さらにオレンジから紫へと変る自然の一大ショウにただただ見入る。

皆の顔には自然と笑みがこぼれ、優しい表情になる。　“aloha”が心を満たしている一瞬だ。　まったく会ったこともない見知らぬ人にも「綺麗だね」などとつい言葉を交わしたくなる。　“aloha”を感じ合いたくなるのだ。

人は「人」と「自然」によって幸せを与えられているのだ。　忙しい日々でその基本を忘れてしまいがちになる。　ハワイで立ち止まろう。　その瞬間はそのまま「人間らしさ」への回帰の瞬間となる・・・

We should respect "people" and "mother nature" that bring you "aloha".

A hui hou.

Louie with pure aloha.

Sandy Beach ～②

波乗りを終えて、まもなく1日が終わる・・・。　沈む夕日に心がストークしてゆく。　ハワイの神々の安息が自分の体にも滲みてくる。　あーここに居られてなんて幸せなんだろう・・・

昨日の投稿で、平日の昼間がお勧めって書きました。　実はサンディースの西側は山なので、日が落ちるのが早いんです。

しかもワイキキに戻る72号線はハワイカイに出るまで街灯が無い曲がりくねった道。　とても初心者にはお勧めできません。

しかし、その夕暮れは、めちゃくちゃメロウ。

ビーチ周辺から人がいなくなり、静かでまったりとした空気が周りを包みます。　神々が作られたハワイの自然の素晴らしさとそこにいられる事の素晴らしさに、心がストークしていきます。　このメロウな自然の中で、言葉はその迫力を失います。

その雰囲気にただただ身を同化させてください。　身体のなかにスーッと何かが溶け込んでいきます。　それはハワイの神々からのalohaなのかもしれません。

いつの日かあなたも是非！　ハワイの素晴らしい、深い世界に私がご案内します。

サンディ・ビーチの写真を公開しています。　興味のある方ご覧ください。

from Louie with lots of aloha.

A hui hou. （ではまた）　

Sandy Beach ～①

今日はJonny Boyや他の多くのブラたちと最高の波と時間を分かちあってきた僕らのホームスポットであるサンディー・ビーチをご紹介します。

観光でオアフ島に行くとまず90％の人はワイキキかアラモアナに滞在されると思います。　ワイキキはアラモアナより遅く午後11時頃までオープンしている店舗が多くショッピングなどは面白いところだと思います。

実はワイキキの波って観光客や初心者ばかりだと思われがちなんですが、意外とクオリティが高く、特にタンカー（ロングボード）には適しています。

安心して日光浴をして、喉がかわいたらすぐそこで飲み物は売ってるし、すぐホテルに帰って着替えをすることもできるし、便利なのは確かです。

でも、そんなんでいいんですか？　ハワイなんですよ！　湘南じゃないんですから！　ではサンディ・ビーチは？

サンディ・ビーチはワイキキから東へ車で1時間弱ほど行ったところにあります。　Ｈ１（高速）に乗り、そのまま道なりに72号線をさらに東へ。　ハナウマ・ベイを過ぎ、さらに曲がりくねった道を行くと右手前方に突如として白砂のビーチが見えてきます。　そこが僕らのサンディースです。　（地元の連中はSandy's（サンディース）と呼び、サンディ・ビーチとは言いません。）

サンディースは、無料駐車場、シャワー、更衣室、トイレ完備。　ローカル御用達のLocal Chefっていう移動型のプレートランチ販売車もいます。　だから一日のんびりできます。

海に向かって右にPipe littles（パイプ・リトルズ）と Half Point（ハーフ・ポイント）というボディ・サーフィンに適したスポットがあり、左側沖にFull Point（フル・ポイント）という一般のサーフィンに適した波が立つスポットがあります。

ここで必ず注意していただきたいのは、地元のサーファー達がいかにも簡単そうに遊んでるのを真似しないで欲しいって言うことです。

岩の多い岸近くで割れるパワフルな波で毎年数人、首の骨を折るなどの事故が起こるんです。　だから、ライフ・ガードが常駐するようになった場所でもあります。

ココ・クレーターのふもとにあたるサンディースは、火山の女神であるペレの伝説によれば、ペレの姉妹がイケメンの半神半人カマプアの気を惹こうと、自分の性器をここに投げたと言われています。　（なんか微妙・・・）

ここでは、海亀はもちろん時々クジラやアザラシなども見ることができます。　実際僕も見ました。

クジラは海に入っている時に周りで波待ちしている連中が突然声を上げてテンション上がっていたので、沖を見るとクジラが2頭ゆったりと泳ぎながら潮を吹いているのを目撃しました。　海の中にサーフボード1本で入っている時にみるクジラは感動ものでした。

やはり海に入っている時にクラゲが近づいてくるのに気付き「うわーいやだなぁ」と思っていると突然海の中から岩のようなモノが浮上したかと思うと、僕に愛らしい顔を見せながら、そのクラゲをパクッと食べてくれたんです！　その時の嬉しかったこと！　亀の友達に感謝したいような気分でした。

海に入らないでも、砂浜でのんびりするだけでも雰囲気のあるビーチです。　ただ、地元のハワイアンが怖いっていう日本人が多いと思いますが・・・　それに慣れてしまいさえすれば最高なんですが・・・。

いかにも地元のビーチっていう感じがビジターには辛いかも。　それを避けたいなら、土日ははずすことです。　平日と土日の人の数はまったく違います。　観光客は毎日が休みでも、そこで働き生活する人はやっぱり土日に休んでるんだという当たり前のことに気付かされるビーチでもあります。

だから、平日の昼間が絶対お勧め。　夕方近くなると、それほど気にならないと思いますが学校が終わったあとの学生のサーファー達が増えます。　また、5時にはライフ・ガードがいなくなるので、その前までがやはりお勧めです。

A hui hou aloha.　（ではまた）